松江城

島根県精神保健福祉士会について

会長挨拶

 島根県精神保健福祉士会は、精神保健福祉士の国家資格化される以前1983年に日本精神医学ソーシャルワーカー協会島根支部として創設され、現在約160名の会員が登録されています。

近年の社会保障制度の動向として、2018年度に障がい者総合支援法、診療報酬、介護保険法のトリプル改正がおこなわれ、それぞれの領域で相互連携を行うことが明文化されたり報酬に反映されました。

お互いが連携をとるということは、それぞれの役割、機能が分化されていくこということだと思いますが、「専門性」の意味合いが精神保健福祉士という「職能の専門性」から、医療、福祉、介護などの「職域の専門性」に変わってきているのではないかと感じています。

一方では、地域共生社会の創造のもと、縦割りの制度の狭間を無くす「まるごと」の地域包括ケア体制の構築が掲げられています。

職域において、あるいは職域に縛られない地域課題への支援活動においても、クライアント、関係機関から「あなたが関わっているなら安心できる」と思ってもらえるよう、一人でも多くの精神保健福祉士が、繋がり、職能としての専門的な知識や技術を研鑽できる場として、今後いっそう皆様にとって魅力的な活動に努めてまいります。

ぜひこの機会にご入会を検討いただきますようお願い申し上げます。

 

2018年5月 島根県精神保健福祉士会 会長 貝谷 昭


 島根県精神保健福祉士会の活動指針

 

1 人材育成:国レベルの情報を会員へ伝達するほか、定例会や各種研修会など会員の

  ニーズに即した研鑚の機会を提供する。

 

2 政策提言:会員からの意見や要望を集約し、県士会の意見として行政や本協会に働き

 かける。精神保健福祉の普及啓発活動を推進する。(イベント等を開催)

 

 3 組織強化:各会員のネットワークを作り、支え合い学び合う。当事者会や家族会

  地域の方々との交流が深められるような働きかけをする。